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Todayは存分に時間があったので、苦心しながらも書きあげました。
げふっ………。


P2とP3の間の時間が妙に空いてますが、そこはご勘弁を。
よりによってテスト云々が重なってしまいましたからね(←ご利用は計画的に


↓では、続きから小説です。






#03:ファーストコンタクト_P3

 春の陽気は何処までも麗らかで。 体中を優しく包み込むそれは、食後の満腹感と夢の共演を果たし、絶妙なコンビネーションで椅子の背もたれに体を預ける僕を夢の世界へと誘おうとしている。
 新しいクラスでも、超奇跡的に同じクラスになった委員長たちとの昼食を終えた僕は今、虚空を見つめながら睡魔というこの世で五番目に怖い敵と対峙中(トップ四位は地震雷火事親父が以下略)
 そっと横目で隣の席を観てみると、そこにはチョコンと藤和さんが。
転校生という存在に対しての好奇心から、午前中は二人の様子をチョコチョコとうかがってみた。 んで、思った事と言えば~……。 二人は性格がまるっきり逆なのかな~って。
いやね、藤和さんは凄いですよ。 なにが凄いって、授業態度が。
終始、うつ伏せなんですよ。 ノートは時々、思い出した様にとってるみたいなんだけど、それもどこか適当で。 遠目から見ても断片的にしか写していないのが分かるぐらい、適当。 そしてそれ以外の時間はず~っとうつ伏せ。 びっくり。
 さすがにどんなツワモノでも学年開始早々のこの時期に授業放棄はしないでしょ、わからないけど。 しかも藤和さん、今しがた転入してきたばかりですよ? 肝が据わってらっしゃる。 少なからず僕には無理だね。
 それに対し漣君。 彼はまぁ、特筆することは無いかと。 普通にノートをとって、普通に先生の話を聞いて。 言うなら、真面目君? ザ・優等生……、みたいな? 僕だって授業はしっかり受けるけど、なんかちょっと違う感じ。 何だろう。 とにかく、普通でありながらも真剣オーラが滲み出てる感じ。 真剣オーラって、何?
 ――――トントン。
 五時間目開始前の小休憩を存分にもてあまし、まどろむ思考を割りとどうでもイイ事に割いていたら……、ななんと。 隣に座る藤和さんに肩をトントンされちゃいました。
 ……………………………………?
 
「は、ハイっ?」
 
 絶賛エコモード移行中だった脳味噌が現在状況を把握! 三時の方向より藤和さんから放たれた初撃が僕の右肩を直撃しました!!! ドッカーン!(今日の僕、なんか変だ)
 
「星河スバル」
 
 我ながら情けない、悲鳴にも近い返事と共に振り向く僕を指差し、藤和さんが抑揚のない声で呟く。
 …………。 突然自分の名前を口に出されて、人はどう反応すればいいのだろう。 全力で眉を歪ませれば良いのかな?
 
「え~っと……」
「星河スバル、だよね?」
 
 自分の判断に対し愚直に行動を起こす僕。 そんな僕を見つめ、藤和さんは全くの無表情でもう一度、今度はしっかりとした疑問形で僕の名を呼びあげる。
 ああ、名前を尋ねていたわけですね。 ってことで、僕はコクリと首を縦に振る。
 あれ? そういえば僕、自己紹介してないのに……、何故名前を? メテオG事件の際に流されたっていう全世界放送のせいかな? いや~、僕が地球に帰還して数カ月の間はホント、大変だったな。 毎日が取材の嵐ですよ。 『世界のヒーロー、ロックマンの正体は何の変哲もない小学五年生だった!!!』って。 あれのおかげで僕は一躍、世界的有名人に。 僕の事を知らない人なんて世界中どこを探してもいません! みたいな感じにまでなっちゃって。 マスコミは大はしゃぎですよ。 まあ、皆のおかげで僕は今、こうして地球に立ててるんだから逆に感謝ですけどね。
 閑話休題。
 僕が頷くのを見届けた藤和さんは、しばらくフリーズしてしまった。 『ん?』と僕が首を傾げた刹那、
 
「はにゃ~」
 
 謎の鳴き声(?)を藤和さんが発して破顔一笑!
今の今まで無表情だっただけに、その表情の変化には正直度肝を抜かれた。 それはまるで、純白の新品コピー用紙を突然キャッチボールにしてしまった様な劇的変化。 な、なんだ!!?
 目を白黒させる僕を尻目に、妙なほど嬉しそうに頬を綻ばせる藤和さん。 ニコニコ、ニコニコ。
 が、すぐ次の瞬間、
 
「スーちゃんは私の名前、記憶してる?」
 
 ちょっと真剣に藤和さん。 スーちゃんって、誰? って疑問が浮かんだけど、まぁそれはとりあえず置いといて、っと。
 
「藤和さんだよね?」
「うむうむ。 だいせーかい!」
 
 再びニッコリ藤和さん。 ワ~イ。 ダイセイカイダ~。
 
「でもですね~。 その藤和さん的にはもちっと馴れ馴れしく呼んでもらいたかったりするんですね~」
「な、馴れ馴れしく……?」
「そのとーり。 例えば~、リコちゃんなんてどうでしょう?」
 
ずずいと、エアマイクを差し出してくる藤和さん。 どうでしょうと言われても、まあ、別に。
 
「良いけど……」
 
 それに、呼び方って大切だったりするからね。 出来るだけフレンドリーな物が良いのかもしれない(ハッ! まさか馴れ馴れしくって、フレンドリーにって意味!?)
 
「んじゃ、以降スーちゃんは私の事をリコちゃんと呼ぶという運びで!」
「はぁ」
 
 以降、リコちゃん(チョット照れるな……)は僕の事をスーちゃんと呼ぶのでしょうか? という疑問を抱きつつ、僕は苦笑いを浮かべてみたり。
 何だろう。 これが俗に言う〝不思議ちゃん〟なのだろうか。 確かに、不思議だ。 いや、不思議を凌駕してる気がする。 まぁ、接しやすいから良いけれど。
 
「それとですね~。 スーちゃんを挟んで対岸に座るあの子、あの暗~い顔してる子は――――――」
 
キーンコーンカーンコーン!
 リコちゃんが漣君を指差し何やら言いだしたまさにその時。 ザワザワと騒がしい教室全体を弾むような音色が駆け巡った。 それを聞いたクラスメートの皆は、次々と自分の席に戻っていく。
 『うにゃ! 地獄の幕開けだ!』と血相を変えて物騒な事を口走ったリコちゃんも、話を切り上げ自分の席に座りなおし――――――早速うつ伏せになりました。 早い。
 
「ふぅ……」
 
 何だか妙に目まぐるしかった気が……。 でも、初めての会話にしてはなかなか弾んだのかな? 一方的だったような気もするけど。
ガラガラ……、と数学の先生が教室に入ってくる。 僕は新品の鞄からノートと教科書を取り出し、ピチッと角を揃えて机の上に。 ついでにシャーペンと消しゴムも取り出してみて、授業を受ける準備は万端。
リコちゃんとの不思議トークのお陰で、いつの間にか眠気が何処かへと消え去ってしまった今、春の暑くもなく寒くもない気候は僕のやる気を増幅させていた。 指になじむシャーペンの質感さえもが心地良い。 新たに友達が出来たためか、ヤル気四割増しの星河スバルは背筋を伸ばしたりしちゃいます。
さ~て、残り二時間。 頑張りますか!


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