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おぉ!
日付変更ギリギリ投稿!!


意地で粘って書きあげて、クオリティーは死にました(

ん? そんなに変わらない……?
そ、そんな馬鹿なッ!(←精進せい


そんなわけで、ようやく第三話終了です。
続きからどうぞ↓

 





#03:ファーストコンタクト_P4

「終わったぜー!」
 
全授業が終わった午後三時過ぎ。 まだ部活に所属していない僕たち一年は、学校終了の達成感に浸りながら校門より雪崩出す。
 春独特のシットリとしていてかつ暖かい風に制服をなびかせ、丸太のような腕を勢いよく空に突き上げるのは僕のブラザー、ゴン太である。 学校終了に対する彼の喜びかたは凄まじく、やっさぱり〝ゴン太らしい〟という形容がよく似合った(本人を前に似合うって変か)
 僕は今、委員長とゴン太、そしてキザマロというお決まりのパーティで下校中。 やいのやいのと騒がしいけど、僕の至福の時だったり。
 
「いよいよ明日ね……!」
 
 僕の隣を歩く委員長がふと、拳をにぎりしめた。 クエスチョンマークを浮かべてその顔を覗き見ると……、なんか、目がメラメラ燃えていた。 ギュゥッ……! と効果音が付きそうなその拳と、闘志に満ち溢れたその横顔を交互に見て僕は首を傾げる。 う~ん……。 明日、何かあったっけ?
 委員長を挟んで向こう側を歩くキザマロは、委員長がメラメラと燃えるのに同調して『うんうん』と首肯を繰り返している。 さすがはキザマロと言うべきかもしれない。
 
「明日って、何か大切な事あったか?」
 
 僕も尋ねようとしていた事を、ゴン太が先に口にした。 僕は『あったっけ?』と更に付け足して首を傾げてみる。
 すると、委員長はさも残念そうに『はぁ……』と吐息を漏らし、やれやれと頭を振った。 ……?
 
「イイですか、スバル君? ゴン太君?』
 
 顔を見合わせて眉を歪める僕とゴン太に、パーティの一歩手前に踊り出たキザマロが尊大に胸を張って呼ばわった。 こんなに一生懸命胸を張ってるのに抱いてしまった『小さいな~』と言う感想は、墓場まで持って行った方が無難だろう。 僕のためにも、彼のためにも。
 
「イイですか? 明日はですね? 明日はですね!」
 
うん、明日はですね?
 
「クラスの役員決めが行われるのです!!」
 
 ビシッ! と指を突き立てキザマロ。 『その通り』と頷く委員長。
 あー、思い出した。 明日は役員を決める日だった。 ふ~ん。
 
「ウフフ。 クラスをより良い物にするためにも、ここは是非私が学級委員長になるべきだわ!!」
「その通りです」
「何かわかんねぇけど、そうだな!」
「………………」
 
 そういえば、委員長はもう委員長じゃないのか。 そうだった、忘れてた。
 う~ん……。 もし委員長が明日、委員長になれなかったらどうしよう? って、不意に考えてしまう。 委員長じゃないのに委員長と呼ぶのは変だしね。
……でも、そうしたら何て呼ぶべきなんだろう?
…………………………。
 リコちゃんに習って、ルナちゃんとか?
 ………………………………………………………………………………………………。
 無理だ。
 
「うん。  無理だ」
「何が無理なのよ」
「え? いや、何でも」
 
 ないよ、ルナちゃん。
 ……………………………………………………………………………………………………………………。
 無理だ。
 
 
 
 
 
家の位置上、僕たちは下校途中で二組に分かれてそれぞれの帰路につく。 一方はキザマロとゴン太組で、もう一方は僕と委員長組。 今日も途中まで一緒に下校していた僕らは、いつも通りの交差点でお別れ。 いつも通り、僕と委員長は二人きりで家までの残り十数分間を帰ることになる。
 
「二週間って、早いわねー」
 
前方を煌めく太陽を仰ぎ見ながら、委員長がしみじみと呟く
 
「そうだね。 もう二週間だよ」
「でも、まだ二週間なのよね」
 
 優しい光に照らされる髪を風に弄ばせながら、委員長が僕の顔を覗き込む。 中学は小学校と違って制服だから、僕らはみんな同じ服を着てるんだけど……、いつ見ても委員長は制服が似合っていると思う。 ゴン太やキザマロの制服姿を見ると、やっぱり少し慣れないんだけど、委員長は何かが違う。 まあ、どうでもイイけど。
 
「スバル君は学校、楽しいかしら?」
「僕? んま~、楽しいかな。 まだ分かんないけどね、始まったばかりだから」
 
これが、迷わず『楽しい!』って言えるようになったら最高だな。
 
「そう」
 
『ふ~ん』と視線を前方に戻す委員長。 ふ~んて。
 
「委員長は?」
「わ、私?」
 
頷く僕から目をそらす委員長。 その瞳は不安定に、左右をきょろきょろ彷徨っている。 何故?
 
「そうね。 私は楽しいわ。 スバル君……、たちと同じクラスになれたし」
「まあ、それはあるよね。 また同じクラスだなんて、滅多に無いだろうし」
 
『でもさ』と付け足し、
 
「正直、委員長は私立にいくと思ってたよ」
 
ずっと思っていた事を言ってみる。
だって、委員長は少なからず僕より頭イイし、お金持ちだし。 今はそんな事は無いだろうけど、両親がそんな感じだったし。
 最初、委員長が僕らと同じ中学に行くと聞いたときは少し意外だった。
 
「えっ? いや、その……。 それは」
 
 またしても委員長は少し戸惑い気味に言葉を紡ごうとしている。 なんか、さっきから変な気がするんだけど、大丈夫かな?
 
「それはあれよ。 真剣に進路の事を考えるのは高校入学の時からで良いかしらって思ったの」
「へ~」
「それに、パパもママも同意してくれたし。 お友達と一緒に過ごす時間も大切だって、言ってくれたわ」
「そっか」
「そうよ! お、お友達と過ごす時間が大切なのよ!」
 
 うん? 何故か〝お友達〟を強調されてしまった。
 いや、言われなくてもわかってるんだけどな……。 うむむ……。 僕、何か粗相をいたしましたっけ?
 
「あ。 お友達と言えばなんだけど」
 
 少々不安に駆られる僕を構う事なく、委員長は続ける。
 
「ん?」
「その……。 藤和さんって、どんな子?」
「はい?」
「だって、アナタ。 結構楽しそうに会話してたから」
「楽しそう……?」
「そうよ。 え~っと……、五時間目前だったかしら」
 
え……。 あれ、楽しそうに見えてましたか。 そこまで楽しくなかったから、分かりませんでしたよ。 だってあれ、一方的に投球の的にされていた感じだったし。 少なからず、キャッチボールではないと思う。 うん、どうでもイイか。
 
「まあ、面白い子だったよ。 話しやすいと思う」
「そう……」
「良い友達になれるんじゃないかな?」
「そ、そうね。 それは……、良い事だわ」
 
 最後に『ふぅ』と短めに吐息を漏らしたかと思うと、以降、委員長は何もしゃべらなかった。 さっきから様子が変だし、体調でも悪いのかな? と危惧してみたけど、顔色も悪くないし大丈夫だろう。
 僕は委員長の隣を歩きつつ、春色に染まる街並みを何となしに眺めた。
 今朝はバタバタで堪能できなかったけど、春のコダマタウンはいつ見ても綺麗だと思う。 透き通るような小川にはいつも、小魚が楽しそうに泳いでいるし。 春の桜が咲き乱れるこの季節だと、川沿いに植えられた桜の花びらがせせらぎを覆い尽くしてそれはもう綺麗だ。
 街に展望台があることからわかるように、ここは空気も澄んでる。 だから、休日とかに青空の下を散歩する人は割と多くて。 最近は僕もつられて散歩してみたりしてる。 そのたびに、コダマタウンは良いな~って、思うんだよね。
 
「じゃあ、また明日会いましょ」
 
 気付いた時、僕らは委員長が住むマンションまでたどり着いていた。
 
「うん、またね」
 
ひらりとスカートを揺らしながら委員長がマンション内へと消えていく。 そのそびえる様なマンションを見上げて、僕は太陽の眩しさに顔をしかめた。
 



****あとがき的な****

ふぅ。
やっと第三話終了ですよ。
長い長い。


あれですね、気付きました。
自分、一人称だと情景描写がより出来なくなるんですね。
まだまだ修行が足りんですわorz


では、また明日!

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