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DOーも、今晩は。
〝ど〟をローマ字にしてみたんですけど、どうでしょう?(←DOーでもイイな
〝ドゥー〟じゃないですよ?(←DOでもイイな


そしてそして。
本日はありがとうございました!
ユラ~リと赴いた流星.EXE。
とても楽しかったです。
いや~、楽しかった。
うん、楽しかった(←語彙の枯渇

しっかりかっちりぱっきりぽっきり、署名もしてまいりました。
(↑何か折れたけど気にしない)
微力ながら、これからも協力させていただく所存。
自分の願いが通じれば……。
きっとそこそこの数は集まるんじゃないかな~なんて、分からないが。



てなわけで、今日はマッタリ行こうと思っていた第三話、載せちゃいます。
だって、こういうイベントは再燃しますもん、情熱が。
書かずにいられるか?って話ですよ。
未だプロットは立ってないが(((((

プロットなしの長編、危険ですねー。
どれくらい危険かって言うと……、え~と。

密室で洗濯洗剤のミックスジュースを作るくらい危険。

デンジャ~(←頭が


ではでは、続きからどうぞです。




#03:ファーストコンタクト_P1



開け放たれた窓。 そこから吹き込む春風はカーテンをひらりと翻し、眩い朝日を僕の顔に投射する。
小鳥のさえずりを目覚しに起床した僕は部屋に差し込む日の光に目を細めながら、ロフトを降りてクローゼットの前へ。
新品の制服がそこに掛けられていた。
未だ重たい瞼を擦りながら僕は制服に袖を通す。
シャツイン、チェックよし。 校章、チェックよし。 鞄の中身、チェックよし。 制服着用、完了。
未だ着慣れない制服への違和感を新たに始まった学校生活の醍醐味として、テンションを上げつつ僕はスキップするように一階へと降りていく。
おはよーという挨拶と共に入って行ったリビングでは、テーブルに腰かけた父さんと母さんが笑顔で僕の事を待っていた。
もう出来てるから、早く食べなさい。 と差し出された朝食は何の変哲もない、朝食の定番と言ってイイだろう目玉焼き。
頂きます! 僕は目玉焼きを頬張った。 濃厚な半熟卵の味が口の中いっぱいに広がる。 息子が言うのもなんだけど、母さんの料理は本当に美味しい。
僕の隣に座っていた父さんは新聞片手に、学校はどうだ? と聞いてくる。 楽しいよ。 と答えれば、そうか、良かった。 と笑ってくれる。
温かく、優しい朝食。 僕はこの、何でもない時間が大好きだ―――――。
 
こーんな、楽しい、のんびりとした、朝の時間を、人生で、一回ぐらいは、味わってみたいなーなて、考えて、ハハハッと、笑いながら(もちろん心の中で)、僕は、全力で、
 
「行ってきま――――――すッ!!!!」
 
バンッ!!
扉よ吹っ飛べと、言わん限りの力で、玄関の扉を開け放つ。
うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!
中学校生活開始二週間目にして、
 
「ち――――こ――――く――――だ――――ッ!!!」
 
韋駄天のごとく家を飛び出した僕は、まだ少し慣れない中学校への通学路を爆走する。
空は青く澄み渡り、太陽はさんさんと輝いていた。 街ゆく人は皆幸せそうで、皆が皆、春の陽気を満喫しているよう。
流れる小川は陽の光を受けて鱗をまぶした様に煌き、春風に揺られた草木が軽快なリズムを奏でる。
って、そんなこと考えてる暇はないのです!
僕はマンガ等に出てきてもおかしくない、食パンを口にくわえたままという何とも滑稽な姿で道路を爆走中。
左右の景色が瞬く間に僕の後方へと流れ、春ののどかな風の音は自分が風を切っている音のせいで完全にかき消されている。
赤信号や青信号、歩行者に自転車。 必要最小限のことしか把握できないほど素早く景色が流れるなか、なぜか、どういうことか、街ゆく人たちが僕のことをジトッとした目で見つめているのが良く分かる。
み、見ないで!
 
「うぉ、ウォーロック!」
 
呼吸をするたびに悲鳴を上げる肺を叱咤し、どうにか声を絞り出す。
 
「なんで起こしてくれなかったのさ!?」
「あぁ!?」
 
完全に八つ当たり。 自分でも認めます、ゴメンなさい。
と、その刹那。 僕の視界の約八割が真っ青に染まった。
川の流れを堰き止める様に、僕の目の前にウォーロックが立ち塞がったのだ。 ちょ、ま、前が……!
どうにかして視界を確保すべく左右への蛇行を試みる僕。 が、ウォーロックはそれを完全にマークして僕に十分な視界を与えようとしない。
先生、新生活開始早々苛められてます、自分のウィザードに。 そしてウォーロック、君にはバスケ部入部をお勧めするよ!
視界への闖入者は、視界を遮るだけに飽き足らず、続いて僕の顔を覗き込んできた! え? 次は何を……!?
 
「目覚ましで起きないお前が悪い!」
 
ゲーム内だったらMPを全消費させるような一撃必殺究極奥義が僕の目の前で発動される。
反論の余地がなさ過ぎて、なんだか清々しい。
あー、今日も空は真っ青だー。 僕の気分も真っ青だー。 ついでに視界は未だ真っ青だ。 ……どいてよ。



 
「はぁ、はぁ……」
 
しばらくの間、視界不明瞭のまま走り続けていたんだけど……。
まずい。 体力が底を突きかけてる……。 あ、足が……、鉛のように重いって……、こういう事……?
駄目か。 もう駄目か。 もう諦めて、遅刻日数カウントを1UPさせようかな。
だ、駄目だ! 諦めちゃだめだ! 僕はヒーロー! 世界を救ったヒーロー! これくらいの事で挫けちゃ駄目なんだ!
でもな。 ヒーローだってたまには挫けるよ。 強敵に敗れて意気消沈して。 で、ヒロインの言葉に助けられるんだ。
と、僕の中でネガティブとポジティブがせめぎ合っていたその時……。
 
「おい、スバル」
 
視界を遮ったままだったウォーロックは、他者から見たら恐らく酷いことになっているであろう僕の顔を覗き込み、憐みを存分に含んだ、というか溢れ出てきそうな声色で口を開いた。
 
「な、何……?」
「電波変換を使えば、あっという間だぜ?」
 
ヒロイン、登場。
こうしてヒーロー星河スバルは、無駄に厳ついヒロインの協力を得て学校にたどり着いたのだった。
って、僕が走った意味は……?




***あとがき***
無駄に長くなってしまったので、1話を分割する事にしました。
さーて、プロット頑張らなきゃ(

では、さようなら!

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